越前瓦(地域ブランド認定)

越前瓦は、1,200度前後の高温で還元焼成によって焼きあげることで、群を抜いた強度を誇る瓦です。
吸水率が極めて低く、耐寒性に優れていることから、北陸をはじめ、様々な寒冷地を中心に活用されてきました。
また、還元焼成による「銀鼠」といった深い色調が生み出され、街に彩を与えます。
最近では、屋根瓦だけでなく、その強度や美しい色合いを活かして、壁材や歩道のタイルなどにも利用されています。
新谷窯業では、この素晴らしい越前瓦の特徴を最大限に活かしつつ、さらなる強度や優雅な風貌、軽量化を追求し、防災瓦やヨーロピアン越前といった、伝統と技術を詰め込んだ瓦の製造を行っております。
越前瓦は、和風住宅にとどまらず、これからも時代のニーズに応えてまいります。
越前瓦の性能
PERFORMANCE
曲げ破壊荷重
2.7 kN以上(JIS規格 1.5kN以上)
吸水率
5%以下(JIS規格 12%以下)
凍害試験
-20℃ ~ +20℃の10回以上の繰り返し試験で凍結融解によるひび割れ、剥離欠点は認められない
(試験方法 JIS A5208)
曲げ破壊荷重は、瓦の強度を示しています。越前瓦はJIS規格を大きく上回る数値を誇り、水を多く含む北陸の重い雪にも耐えられます。また、除雪時の器具との衝撃による破損もありません。
さらに、吸水率の低さは、凍害への強度の高さを意味しています。
瓦には本来、多数の微小な穴が存在しており、その穴から吸収した水分が凍結した際に膨張し、表面の剥離やひび割れの原因になってしまいます。
ですが、越前瓦は高温で還元焼成するため、焼き締められて微小な穴がほとんどなくなり、吸水率が非常に低く抑えられます。
結果、越前瓦は耐寒性がとても高い瓦として、寒冷地で特に重宝されてきました。
越前瓦を使用した施工事例
CONSTRUCTION EXAMPLE
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